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『わらのトナカイ(後編)』高橋桐矢

いつのまにか風が透明になりました。花壇のひまわりは、重そうに首を垂れて、少しずつ白と黒の種をふくらませています。 しっぽまがりと片っぽ角のトナカイはいつも一緒にいました。しっぽまがりが、アパートのブロック塀のところで、ね …

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『わらのトナカイ(前編)』高橋桐矢

片っぽ角のトナカイは自分の体を見まわしました。金色の体も赤いリボンもどこもかしこも兄弟たちと同じ……いえ、ちがうところが、ひとつだけありました。 「おいらは、片っぽ角のトナカイさ!」 庭のもみの木の下に、わらで作られたト …